2021/10/27 13:49
アデニウムの簡単な紹介
アデニウムは根の部分がぷっくりと膨らんだ珍妙な見た目が人気の塊根植物です。原産地は南アフリカ、南西アフリカ、ソコトラ島、アラビア半島などの暑い地域ですが、最近ではタイで多くの種類が生産されており日本にもたくさん入ってきています。
塊根植物は日本の気候では冬越しが難しいものも多いのですが、アデニウムは5℃以上の気温を保てば大丈夫な品種が多いので、冬季も室内であれば比較的上手く育てられます(冬は休眠に入るので生長することはほとんどありませんが)。
また「砂漠のバラ」という異名を持ち、暖かい場所で育ててあげると赤く見事な花を咲かせてくれます。水やりの頻度も少なくて済み、肥料をあまり与えなくても育っていくため塊根植物初心者にはおすすめの植物です。
アデニウムのカタチの魅力
わたしはアデニウムの魅力のひとつが”色”だと思っています。青みがかったグレーがなんとも生き物ぽくない色でかっこいいのです。ただし、塊根部はその逆で生命感に溢れていて、それもまた惹きつけられるわけです。
お笑い芸人の極楽とんぼ・加藤浩次さんがあるタレントさんに愛情を持って”土砂”というニックネームを付けたことがありましたが、まさにアデニウムも”土砂”です。ボトムがドッシリしていて力強い。しかしゴツゴツとした無骨なタイプではなく、丸みがあって滑らかな見た目がなんとも愛らしいのです。
わたしはギャップにやられるという性癖を持っています。だからアデニウムのカタチにはどうしても惹かれてしまいます。みなさんも一緒でしょ?
以上、アデニウムの考察でした。次回は観葉植物の定番、エバーフレッシュのカタチの魅力をお伝えできればと思います。
アトモスフィア・畔柳 樹